すでにご存知かと思いますが、頸椎ヘルニアについて書いていきます。

頸椎ヘルニアとは、頸椎の椎間板の髄核が突出（ヘルニア）した状態です。一般的には、ヘルニアした髄核が神経根を圧迫して腕のしびれや痛みを発生させるとされています。現実的には、頸椎ヘルニアと診断されても麻痺がない限りは、手術をしないでも回復される方の多い疾患です。
病院でも麻痺がなければ3か月ほどは保存的に薬やリハビリで経過を観察して症状がなくなればそのままとなるケースとなります。

以上の理由から、当院ではヘルニアが「痛み」や「しびれ」のすべての原因とは考えていません。原因と考えているのは、「血行不良による栄養や酸素の供給不良」「神経の伝達の乱れ」です。多角的な要因があると考え、それらを変化するための施術で回復サポートを致します。

頸椎ヘルニアといわれた痛みやしびれを改善したいと望む方は読み進めてください。

頸椎ヘルニアになる理由は、実は医学的にもわかっていません。なので病院でも説明を受けることはないと思います。

病院では、MRIで確定診断が行われます。単に椎間板ヘルニアがあるなしではなくて、症状と椎間板ヘルニア部位が一致することで確定診断となります。

これらが意味することとして、椎間板ヘルニアがあっても症状と合致しないということがある裏付けとなります。

要するに、頸椎椎間板ヘルニア=痛みやしびれとは言い切れないとも言えます。

※逆に、椎間板ヘルニア部位と症状がしっかりと合致する筋力・知覚麻痺などのある椎間板ヘルニアは、しっかりと医師の指示にしたがってください。

当院では、頸椎椎間板ヘルニアと診断された方でも施術やセルフケアにより回復される方が少なくありません。
それはなぜか？をご説明していきます。

上記のように、頸椎椎間板ヘルニアと診断された方でも、椎間板ヘルニア部位と症状が合致していないことが度々あります。

レントゲンのみの検査しかしていないが診断が出ている場合や、例えば、MRIを撮っていてもC5/C6間（首の5番、6番の間）右側に椎間板ヘルニアがあっても、右の親指付近や前腕の親指側（橈側）にしびれや痛みがなければそのように考えます。

このようなケースでは、頸椎の椎間板ヘルニアが直接の原因ではないことがしばしばあります。

そのようなケースでは、「血行不良」「神経伝達（痛覚）の乱れ」が原因と当院では考えています。

「血行不良」と「神経伝達の乱れ」の原因は、「悪い姿勢のクセ」「自律神経（呼吸）の乱れ」「生活習慣の乱れ」の複合です。

これらを段階的に、背骨のバランスをカイロプラクティックで整えて変えていきます。

そのように取り組んだ結果、血流が回復して、心身がリラックスして痛みやしびれの改善がみられます。

ここまでお読みいただいた方はおわかりかと思いますが、たとえヘルニアがあっても「痛み」や「しびれ」の原因が「血行不良」「自律神経の乱れ」にある場合はお力になれます。

背骨を整え「姿勢を改善」「自律神経を安定化」根本原因を取り除き、自然の治癒力を高めます。

これらはカイロプラクティックの専門領域で実は現代医学やマッサージなどでもできません。

我々のサポートとご自身の回復への強い想いが重なればきっとつらい痛みやしびれを忘れる日がやってきます。